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ETF(上場投資信託/Exchange Traded Fund)とは

掲載日:2014-08-04

NISA(少額投資非課税制度)の対象にもなっているETFですが、これは、株なのでしょうか、投資信託なのでしょうか? どのような金融商品なのか、解説していきます。

ETFについて

ETFは、Exchange Traded Fundの頭文字であり、直訳すると「取引所で売買されるファンド(投資信託)」、上場投資信託といわれるものです。一般の投資信託は、購入するとその購入代金が投資信託の財産として入り、換金(解約)すると投資信託財産からお金を引き出す、つまり、投資信託の財産の大きさが常に変化していく仕組みとなっています。一方、ETFを購入する人はそのETFを持っている人から買う、換金するときには他の人に売却する形となります。ETF(投資信託)の財産の大きさ自体は変化せず、そのETF証券を転売することで流通しているのです。流通している場所は、東京証券取引所をはじめ米国その他海外の取引所に様々なETFが上場しています。

また、ETFの運用内容はインデックスファンドです。インデックスファンドとは、市場全体の動きを表わす株価指数(指標)に連動するように作られている投資信託です。連動先の指標には、TOPIX(東証株価指数)や日経平均株価など国内株価指数のほか、米国、中国などの株価指数、MSCI社が算出している世界の株式市場の株価指数などもあります。

ETFの特徴

ETFはインデックスファンドであることから、次のような特徴があります。

◎分かりやすい

株価指数はニュースなどで知ることができるため、それに連動するETFは、値動きが把握しやすく、個別株と違って企業分析なども必要ありません。

◎少額の資金で分散投資ができる

ETFの売買単位は小さく、数千円~数万円程度で投資できます。それでありながら、連動する対象の株価指数は市場全体の動きを表わすので、幅広い分散投資の効果が得られます。

◎低コスト

ETFの運用コストは、概ね0.1%~1.0%程度であり、一般の投資信託よりも低い水準です。

また、一般の投資信託と異なり、投資家の売買がETFの信託財産を増減させません。このことにより、一般の投資信託が流動性の問題で運用しにくいような小さな市場にも投資することができます。例えば、中国A株(中国人向け市場)や国内株式でも業種別の指数に連動するもの、各種コモディティ(アルミニウム、パラジウム、穀物、天然ガス…)などバリエーションが豊かで、投資の幅が広がります。

ETFと投資信託の違い

ETFと投資信託の違いは売買方法の違いです。投資信託は信託財産からお金を出し入れするのに対して、ETFは他の人から買って他に人に転売する「取引所での取引」によって購入・換金します。

一般の投資信託では、毎営業日に、組入れている株式などのその日の終値で計算される基準価額が発表され、投資家はその基準価額で購入・換金をします。ETFも投資信託の一種ですから、一応、基準価額は存在します。しかしながら、売買するときには、株式の売買と同じく、指値(売買したい価格の指定)や成行(いくらでもよい意思表示)で注文を出します。これは、つまり、高く買いたい人が多ければ値段が上がっていく、安くても売りたい人が多ければ値段が下がっていく、いわゆる需給関係によって値段が決まることを意味しています。基準価額ではなく、市場参加者の動き方で売買値段が決まることが、一般の投資信託と根本的に異なるところです。

ただし、基準価額(対象とする株価指数に連動)よりも売買価格が大きく下回っていれば、割安として買いたい人が増え、大きく上回っていれば高すぎるとして売りたい人が増えるので、結局は連動先の株価指数の動き方から大きく離れるような動きにはなりづらいものです。

また、一般の投資信託は、何時に注文しても同じ(終値の値段で計算された)基準価額で約定します。それに対してETFは、取引所が開いている時間であればいつでも注文を出すことができ、その時の価格で約定させることができます。取引時間中に値段が上がり、終了までに値下がりすると思えば、上がったところで売却すればよく、ETFは投資信託より機動的な売買ができます。





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