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ニュースでもよく聞く「先物取引」とは

掲載日:2014-07-08

「先物取引」は、リスクの高い投資というイメージがあると思います。しかし、昨今の超低金利環境下で、リスクがあっても大きなリターンを追求したいというニーズが高まり、注目され始めています。
今回は、先物取引とはどいうったものなのかについて見ていきましょう。

先物取引とは

先物取引では、株式と同じように「先物」を売買します。「先物」を安く買って高く売ることができれば利益が得られて、見込みが外れて値下がりしたら損失を被ることになります。
先物取引の仕組みは、現物の株式などより少し難しいものですが、根本的な仕組みを知っておくと売買ルールなどが理解しやすくなると思います。

先物取引とは、ある商品(株式、株価指数、債券、為替など)を将来のあらかじめ決められた受け渡し日(期限日)、価格(約定価格)で売買契約をする取り引きです。

この契約には、買い方(買う人)と売り方(売る人)がいます。先物の買い方は期限日にその商品を約定価格で購入する義務を負い、売り方は売却する義務を負います。先物が値上がりすれば買い方の利益、値下がりすれば売り方の利益となります。

先物取引には、2つの決済方法(取引終了の仕方)があります。

■ 期限日の前に反対売買をする

期限日が到来する前に、買い方は転売、売り方は買い戻しをすることで、この先物契約を終了させることができます。

■ 期限日に最終決済をする
◎ 対象商品の受け渡しが可能な場合

買い方は売り方に約定金額を支払い、売り方は買い方に現物をわたします。

◎ 受け渡しができない場合

最終決済価格(相場によって動く値段)と約定価格との差額を次のように受けわたします。

「最終決済価格 > 約定価格」の場合

約定価格よりも相場が値上がりした状況なので、買い方の利益となります。したがって、差額を売り方から買い方へ支払います。

「最終決済価格<約定価格」の場合合

約定価格よりも相場が値下がりした状況なので、売り方の利益となります。したがって、差額を買い方から売り方へ支払います。

先物取引と株式との違い

株式投資は株式そのものを売買するのに対して、先物取引は「あるモノ(例えば日経225株価指数)」を将来売買する約束をすることであり、仕組みが根本的に異なります。
しかし、値動きの面からみれば、「日経225先物」は「日経225」の動きとほぼ同じ動き方をしますし、「TOPIX先物」は「TOPIX」と同じように値段が動きます。ですから、日経225が将来上がるならば、日経225を買っても、日経225先物の買い方となっても同じように収益が上がることになります。
ただし、先物取引は、株式投資とは主に次の点で異なります。

  • ■ 先物には期限があり、期限が来ると取り引きが自動的に終了すること
  • ■ 先物では、配当を受け取ることはできないこと
  • ■ 先物は、取り引きをする時に取引金額の全額を支払う必要はなく、「証拠金」を入れればよいこと

先物取引のリスクとは

先物取引はリスクが高いと言われていますが、その理由は、先物取引と株式の違いとして挙げた「証拠金」制度にあります。
先物取引では、取引金額全額を支払う必要がなく証拠金を差入れることで取り引きができるため、少ない手元資金で、大口の取引を行うことが可能です。
日経225先物では、現在、約50万円の証拠金で(市況によって変更されます)、日経225株価指数の1,000倍(約15,000円×1,000=15,000,000円)の取り引きができます。
もし、日経225が3%上がれば45万円(1,500万円×3%)の利益を得ますが、逆に3%下がれば45万円の損失となります。50万円の投資金額に対して45万円の損失は、90%の損失となります。
レバレッジ効果と言いますが、現証券(日経225)の動きが大きくなくても、投資損益はかなり大きな率となる可能性がありますので注意が必要です。





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