ヘッジファンド証券コラム

投資信託とは

掲載日:2014-07-08

株式でもなく債券でもない投資商品「投資信託」とは、どのようなものなのかをご紹介します。

投資信託とは

投資信託とは、「多くの人から集めたお金を一つの大きな資金としてまとめて、専門家が株式や債券などに投資する商品」です。つまり、お金を専門家に預けて運用してもらうスキームです。
どのようなもので運用するかについては、それぞれの投資信託商品(ファンド)ごとに決まっていますので、投資家は自分の目的に合った投資信託を選んで購入します。一般に、投資信託のメリットとしては、次の点が挙げられます。

■ 小口の資金でも株式や債券など、多くの資産に分散投資できること

通常、株式などを買うにはある程度まとまった資金が必要です。また、多くの銘柄に分散して投資すると安定性が増しますが、かなり高額な資金が必要になります。投資信託は(商品や販売会社にもよりますが)1万円程度から買うことができ、小口の資金でもたくさんの銘柄に投資するのと同じ効果が得られます。

■ 専門家が運用すること

株式などへの投資を自分で行う場合、銘柄を選ぶために様々な調査や分析をしなければならず、多くの時間やスキルが必要です。投資信託では、その一連の作業を専門家が行います。海外株式など個人では情報収集しづらく、時差などで売買が難しいものでも投資信託では簡単に投資できます。

また、投資信託は毎日、時価(基準価額)が発表されるので損益が分かりやすく、運用の状況も毎月のレポートや決算時の報告書で確認することができます。
なお、投資信託には、日本国内のルールに従って作られる国内投資信託と、外国に籍を置く外国投資信託があります。投資対象も株式や債券だけでなく、他の投資信託を組み入れるファンド・オブ・ファンズなど、様々なものが設定されています。

投資信託のしくみ

投資信託は、証券会社や銀行などで購入しますが、その購入代金(投資資金)は信託銀行で保管、管理されます。そのお金をどのように運用するか、どの銘柄を売買するかを決める投資の専門家が運用会社です。なお、毎日の時価(基準価額)を計算するのも信託銀行の役割です。
この投資信託のしくみでは、信託銀行が投資家から預かった資産を保管していますので、証券会社や銀行、運用会社が万一経営破たんしたとしても、投資信託の財産自体に直接の影響はありません。また、信託法によって、信託銀行自身の資金とは分別して管理されています。

銀行預金との違い

お金を預けるという意味では、投資信託は銀行預金に似ています。銀行預金は、銀行に対する貸付として利率が決まっており、銀行が破綻しない限りは確定利付きの商品です。
一方、投資信託は株式や債券など価格が変動するもので運用され、投資家はこの運用の成果をそのまま受取ることになります。つまり、儲かることもあれば損することもあり、元本が保証されているものではありません。
銀行預金の利率が非常に低い昨今、価格変動のリスクがあっても、預金利率以上のリターンを期待できる投資信託が注目されています。

分配金とは

投資信託を保有していると「分配金」を受け取ることがあります。これは、株式でいう配当のようなものです。企業決算と同じように、投資信託にも決算日があり、貸借対照表や収益を明らかにするための財務諸表が作られます。
決算の結果、前の決算から収益が上がっている場合などにそれを分配金として投資家に払い出されます。決算の回数は、年1回から年12回(毎月決算)まで、ファンドにより様々です。
投資信託の分配金で注意しておきたいことは、企業の配当と違い、その期に基準価額が下落した(損失が出ていた)としても、分配金が出ることがあります。それは、前の期までに出さずに貯めておいた分や、保有している債券の利子や株式の配当収入から分配することができる特殊なルールがあるためです。
分配金が出ても、投資信託の基準価額が値上がりしている(儲かっている)とは限りませんので、別途確認する必要があります。





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