ヘッジファンド証券コラム

レバレッジとは

掲載日:2014-08-04

「レバレッジ」の利いた投資は、効率良く収益を得る方法として魅力的ですが、反面、リスクも高いものです。では、レバレッジについて見ていきましょう。

レバレッジとは

英語Leverageは「てこの作用」という意味です。てこは、小さな力を使って大きなものを動かすことができます。投資に当てはめれば、小さなお金で、大きなお金を使ったのと同じ効果を得るということになります。

例えば、株価6,000円のトヨタ自動車の株式を1単位(100株)、60万円で買ったとします。1か月後にトヨタの株価が10%値上がりすれば、6万円の収益となります。 ところが、手元に投資資金が20万円しかなかった場合は、誰かから40万円を借りてきてトヨタ株を1単位買います。1か月後に6万円の収益を手にすることができます。借りてきた40万円は、株式の売却代金から返せばよいでしょう。この場合、自分では20万円しか投資していないのに、6万円の収益を得ています。利率にすると、30%(6万円÷20万円×100%)にもなります。これが「レバレッジが利いた」状態です。20万円のお金で、60万円相当の投資効果が得られました。

レバレッジは、値下がりするときにも利きます。トヨタ株が10%下がったとしますと、6万円の損失になります。20万円の投資資金に対して6万円の損失は30%にあたり、売却した時の手元の残金は一気に14万円になります。もし、トヨタ株が33%値下がりすれば、20万円がすべてなくなってしまうことになります。小さい金額で大きな投資効果が得られることは、大変効率が良い反面、その分、リスクも大きいので十分に注意が必要です。

FXのレバレッジ

FX(為替証拠金取引)というサービスがあります。これは、米ドルやユーロ、オーストラリアドルなど、外国通貨の為替変動で収益を狙っていくものです。外貨預金や実際に両替するのと違う点は、FXでは、取引したい金額の全額を手元に用意する必要がなく、「証拠金」だけを用意すれば取引ができることです。まさに、レバレッジが魅力の金融サービスです。

例えば、手元に10万円があり、1ドル=100円のときに米ドルを買い、その後に10%のドル高・円安になったとします。

・レバレッジなしの場合(外貨預金や両替と同じ効果)

*10万円で1,000ドル(10万円÷100円)の米ドルを買うことができます。
10%のドル高・円安になると→ 1,000ドル×為替レート110円=11万円 
利益は、11万円-10万円で「1万円」です。

・レバレッジ10倍の場合

*10万円を証拠金として、10倍(100万円分)の取引ができます
100万円分で、10,000ドル(100万円÷100円)の米ドルを買うことができます。
10%のドル高・円安になると→ 10,000ドル×為替レート110円=110万円
利益は、110万円-100万円で「10万円」です。

このように、同じ手元資金10万円でも、10倍のレバレッジをかけると生み出す損益も10倍になります。FXでは、レバレッジを何倍にするかを自分で決めることができ、25倍が上限となっています。

投資信託のレバレッジ

投資信託のレバレッジといえば、「ブル型ファンド」といわれる商品があります。これは、運用でレバレッジを利かせるもので、「日経平均株価の動きの2倍の動きを目指すもの」などがあります。
例えば、15,000円の日経平均株価が300円値上がりした場合、この値上がり率2%(300円÷15,000円×100%)の2倍にあたる4%値上がりすることを目指します。前日の基準価額が10,500円だった場合、420円(10,500円×4%)値上がりし、10,920円になるように先物取引などを利用して運用されています。もちろん、日経平均が値下がりすれば、その値下がり率の2倍、基準価額も下がります。
通常のインデックスファンドでは、日経平均が2%動けば、基準価額の動きも2%なので、同じ投資金額で買うならばブル型ファンドの方が効率よく収益獲得を狙うことができます。日経平均やTOPIXなどのほか、米ドル、ブラジルレアルなどの為替の動きや債券価格などの指数を対象としたものもあり、倍率は、2倍、2.5倍、3倍、3.5倍などがあります。





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